愛犬げんこの手術日記

子宮蓄膿症でした。3時間の大手術。持ちこたえてくれて、無事、今はうるさいほど元気です。
うちのげんこは男の子と勘違いされてもらってきたので、子宮を取る手術をしないまま大きくなってしまいました。病院に連れて行ったときは、大きくて手術は無理と言われました。そのまま他の病院をあたらずに8歳になっていました。(熟女です。)

偶然が重なり気づくことができました。
普段はドックフードを食べているのに家族の一人が油っぽい焼き魚を食べさせてしまい、げんこがおなかを壊してしまったのがきっかけでした。
近くの病院に連れて行ってゲリ止めの薬を飲ませたけど治らず。
良いと聞いたことがある病院があったので連れて行ったところ、ゲリではなく膿が出ているとのこと。
一週間かけて入院と手術。通常じゃありえないほど腫れてしまった子宮をほとんど取り除いたそうです。その写真ももらいました。(私は見れない、見てないです。)レーザーメスを使ったそうです。
病み上がりでしばらくあまり食べれなかったときが続いたので、胴回りがちょっとスリムになりました。
今は食欲旺盛です。

当時は仕事が忙しいときだったので、入院している間は会いに行ける時間に帰れなくて心配で心配でどうしようもなかったです。手術の時間は頭を使う仕事はできなくて単純作業を繰り返す仕事をして気を紛らわせていたくらいでした。手術が終わったよという連絡をひたすら待っていました。万が一のときのために先輩にはあらかじめ「しばらく休憩してくるかもしれません……」と伝えておいてありました。とてもマイナスな方向にしか考えられなくなってしまい、まだげんこの写真を全部webにのせていないのに……とか、もっと一緒に散歩行きたかったのに……とか、もっとたくさんブラッシングしてふわっふわにしてあげたかったのに……とか、涙を流しそうになりながら考えていて、気がつくと下を向いて歩いていたり、今にも宗教の勧誘に声かけらそうな人になっていました。

先生と病院のみなさんには感謝してもしきれないくらいありがたいです。手術のおかげで私のボーナスが半分なくなったけど、げんこが元気になってくれてほんとによかったです。

入院したことでげんこの意外な一面も知ることができました。げんこは他のわんちゃんよりもナイーブというか緊張する子のようです。
ゲージに入れられたわんちゃんはバタバタ大騒ぎしたりワンワンほえたりする子が多いそうですが、げんこはおとなしくただひたすら黙って固まっていたそうです。看護婦さんが心配していました。そういえば初めて我が家にきたときも、ぜんぜん動かなくてどこか悪いんじゃないかとか心配していたというのを思い出し、そういう子なんだねと納得しました。
入院時は最近しなもんちゃんが付けていたのと同じエリザベスカラーみたいな、水色のものをつけられていたそうです。妹にその写真を見せられたとき、かわいいけどほんとにかわいそうでした。この日記にも載せようと思ったけど辛くて無理でした。しなもんちゃんも早く治るといいなと思います。
ほんと、元気が一番です。